親愛なるサンガの皆さま、
4月8日に日光サンガ3回目の「気づきの日」が開催されました。
午前中は全国のサンガと、ワシントンのアン・フーンさんトゥさんご夫妻とZoomで繋がり、
アン・フーンさんの法話、トゥさんのトータル・ディープリラクゼーションがありました。
法話の質疑応答では、のんびりした生活に憧れて東京から田舎に移住したが、田舎特有の人間関係などで怒りを感じてしまった方からの相談がありました。
アン・フーンさんからの回答では、私達は物事のポジティブな面よりも、ネガティブな面に意識が向きやすいこと。
マインドフルネスとは、物事をどのように受け取るかを「選択」するかを私達自身が決める力を養うこと を伝えて頂きました。
回答の最後にアン・フーンさんが「もし、こんど苦しみを感じたときは大きな声で私の名前を呼んで下さい。そうすれば、私はあなたの苦しみを和らげるためにいつでもあなたの所にやってきます。あなたは一人ではありません。私が見守っています。」という言葉で、アン・フーンさんの慈悲の心が伝わり、胸が温かくなりました。
その後、お昼は食べる瞑想をしました。持参した野菜の煮物を一つ一つ丁寧に噛みしめながら、食事を楽しみました。
その後は歩く瞑想をしました。まずはみんなで「I have arrived」を歌ってから、和室内で歩く瞑想をして、さくら市内の「勝山公園」に向かいました。
例年だと、さくら市は今頃が桜が満開の時期なのですが、今年は桜の開花が早すぎたため、公園内のソメイヨシノはすでに散っていました。
その代わり、林の中は新緑に包まれていて、モミジの新緑が鮮やかでした。
林を抜け、鬼怒川を見下ろす展望台に出ると八重桜がちょうど満開でした。
満開の八重桜の下で、マインドフルネス体操をしました。
大きく息を吸いながら、身体いっぱいに伸びをすると、目の前には青空と桜のピンクが広がり、春の美しい色彩を楽しむことが出来ました。
歩く瞑想を終えて、和室に戻って、座る瞑想を行いました。
その後は、お茶の瞑想をしました。
今日は日本の暦では、お釈迦様の誕生をお祝いする「花祭り」の日です。
ちょうど先月、日光の高徳寺の副住職様から「甘茶」を頂きました。
甘茶とみんなで持ち寄ったお菓子をマインドフルに楽しみました。
それから、ダルマシェアリングをしました。
シェアリングでは、今日の気づきの日を通して感じたことや、日常生活での気づきについてシェアリングをしてくれました。
午後5時に気づきの日が終わり、時間がある人はいつもの松島温泉・乙女の湯に向かいました。
私は、自宅に立ち寄って3歳の娘を連れて温泉に行きました。
私にとって、この日が初めて娘と一緒に温泉に入る日になりました。
これまでずっと、娘と一緒に温泉に行こうと思っていたのですが、
色々な心配事が思考に浮かんで二の足を踏んでいました。
しかし、今日のアン・フーンさんの法話の中で、
「今日、家族を愛してください。明日では遅すぎます」という言葉が心に響き、
本当にやりたいことを、いつまでも理由を付けて先延ばしにするのでは無く、今こそやろうと決意して、娘を連れて行きました。
娘と二人で広い露天風呂に浸かり、大広間でサンガの仲間達と合流し、一緒に晩ご飯とアイスを食べました。
建物から外に出ると、娘が歓声を上げて空を見上げました。
夜空には満天の星が輝いていました。
この日はサンガの仲間達や娘と、楽しく幸せな時間を過ごすことが出来ました。
次回の気づきの日は、6月3日(日曜日)の予定です。
(Seiji@日光サンガ)