2018年2月24日土曜日

3月4日「気づきの日」マインドフルネス・プラクティスを開催

2018年3月4日に全国共通の「気づきの日」1日瞑想会(マインドフルネス・プラクティス)が開催されます。

【プログラム】
10~12時半頃:ティク・ナット・ハン師の姪であるアン・フーンさんご夫妻による法話とトータル・リラクゼーションがワシントンと繋いでライブ中継。
12時半~13時半頃:食べる瞑想
14時~15時半頃:歩く瞑想
(歩く瞑想では近くにある笹屋別邸のひな飾りも見に行く予定♪)
15時半~16時頃:座る瞑想
16時~17時頃:お茶の瞑想、ダルマ・シェアリング(わかちあいの瞑想)等
 (プログラムの合間に適宜休憩があります)

瞑想初心者でも大歓迎です。ご参加をお待ちしております♪

【日時】 2018年3月4日(日曜日)
     9時45分~17時頃
    (会場は9時半前には開いています)
    (法話に参加される場合、開始5分前には到着をお願いします)
    (午前のみ/午後のみ/途中退席も可です)

【場所】 栃木県さくら市喜連川公民館・2階・和室

     
     ※駐車場有り
     ※公共の交通機関の場合、氏家駅から先のバス便が大変少ないです。
      事前にご連絡頂ければ、JR氏家駅から無料送迎します。
      (JR氏家駅に9時までに到着して下さい)

【参加費】 1000円+任意のドネーション

  ※アン・フーン&トゥご夫妻は、日本のサンガづくりのため、
   無償で法話をしてくださっています。
   活動継続のため、全くの任意で構いませんので、
   よろしければご寄付のほど宜しくお願い致します。

【持ち物】・昼食(なるべく菜食で)
     ・歩く瞑想の時の暖かい服装
      (天気が良ければ、お丸山公園で歩く瞑想を行います)
     ・プラムヴィレッジの実践を解説する小冊子「リトリートへようこそ」
      (お持ちでない方は、当日貸出用の冊子をご用意します。)
     ・温泉セット♨(瞑想会後、時間のある方は♪)
      (すぐ近くに日本三大美肌の湯/喜連川温泉があります♪)

【申込み】参加申込みは📮こちらから📮
     前日まで参加を受付けています。



会場の和室です。2間あって、とっても広いです


前回は喜連川神社で歩く瞑想とマインドフルネス体操をしました
今回は、喜連川地区でひな祭りが開かれているので、
笹屋別邸のひな飾りも見に行く予定です。

瞑想会の後は、時間のある方は温泉に行きます。
前回は松島温泉・乙女の湯に行きました。
ほど良い温度の露天風呂に浸かり、のんびりと過ごしました。


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2018年2月15日木曜日

プラムヴィレッジ・タイランド コアサンガ・リトリート報告~6

プラムヴィレッジ滞在5日目、この日はレイジーデー(怠け者の日)です。
瞑想や法話などのプラクティスはありません。

日本サンガでは、朝、みんなで集まってお茶会を開きました。


ほどなくして朝日が昇り、朝日をバックに群鳥達が飛び立って行きました。


ブラザーに日本式の抹茶を振る舞いました。


若くてイケメンのブラザーがギターを弾きながらみんなで歌を歌いました。


日中は、プラムヴィレッジの広い敷地内を散歩したり、小高い丘に登ったりしました。





丘の中腹にハンモックのある四阿(あずまや)があって、この場所で横になると、そよ風と木々のざわめきが心地良く、午後は長い間、昼寝をしていました。
(そのため、日本サンガであった結婚お祝い会に出席できませんでした…)



この日の夕飯は以前の記事でもご紹介した各国料理のバイキングです。


そして、料理の後は、お楽しみの各国サンガによるパフォーマンスタイムです。
お寺のリトリート中に、出し物をするのは、プラムヴィレッジならではですね。
個人個人がばらばらに瞑想だけを追究するのではなく、こうしてリトリートで一緒に集まった仲間達が出しものをしたりして交流を深めることも、またプラクティスなのだと思います。

各国工夫を凝らした出し物を披露してくれたので、一部ご紹介します。

トップバッターは子供達の可愛い歌と踊りです。


中国サンガ:女性に化けた蛇が若い男性を誘惑するのですが、プラムヴィレッジの僧侶に正体を見破られてしまいます。蛇は改心してプラムヴィレッジに出家します。若い男性も後を追って、プラムヴィレッジに出家するのですが、蛇はプラムヴィレッジ・タイランド、若い男性はプラムヴィレッジ・香港に飛ばされて?しまいました…。


ベトナムサンガ:笠が艶やかに動く踊りを披露してくれました。


香港サンガ:ピコ太郎さんのPPAPの歌詞をプラムヴィレッジ風にアレンジしたパフォーマンスでした。


インドネシアサンガ:インドネシアの伝統的な歌を手話を交えて披露してくれました。


中国サンガ:おなじみの西遊記ですね。 三蔵法師はもちろんプラムヴィレッジの僧侶が務めます。


日本サンガ:ドラえもんのパロディーの寸劇です。ドラえもんがプラムヴィレッジの僧侶になって、ドラエモンクになります。
ジャイアンに虐められて自由を求めるのび太君にプラムヴィレッジのプラクティスを教えます。


中国サンガの劇の後、プラムヴィレッジのブラザーが優しい声で、中国語のお経(大悲咒)を唱えてくれました。
このお経は妻の実家の近くにあるお寺でいつも流れていたので、とても懐かしい気持ちになりました。

【大悲咒(中国語)】



各国のパフォーマンスを楽しんだら、いつの間にか夜も更けました。
翌朝は、夜明け前から同じ場所で、キャンプファイヤーの周りに輪になって座り、座る瞑想をしました。

(Seiji@日光サンガ)


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2018年2月12日月曜日

プラムヴィレッジ・タイランド コアサンガ・リトリート報告~5

プラムヴィレッジのプラクティスには、5つのマインドフルネストレーニングがあります。

ちょうど、伝統的な仏教の五戒(生き物を殺さない、盗みをしない、嘘をつかない、パートナー以外と淫らな行為をしない、飲酒・麻薬などを摂取しない)に対応したトレーニングです。
プラムヴィレッジでは、伝統的な仏教の五戒を、現代人の生活に合わせて、更新を続けています。例えば、最後の項目は、飲酒や麻薬を摂取しないだけではなく、心身に害を及ぼすようなメディア(例えば、暴力的な映画やゲームなど)からも距離を置くことを書かれています。

「出来る。出来ない」で自他を裁くのでは無く、自分自身の生活をより豊かで、平和に導くトレーニングとして活用するよう薦めています。


リトリート3日目の夜に、5つのマインドフルネストレーニングのプレゼンテーションがありました。
各国のサンガから、実践者の方達がそれぞれのトレーニングを通しての経験をシェアしてくれました。
香港の実践者からのシェアでは、生き物を殺さないトレーニングを通して、ベジタリアンになったが、ロブスターを買ってきた母親を痛烈に批判し、悲しませてしまい、自分自身が戒を守りつつも、周りの人達との調和を保つことの難しさを伝えてくれました。

その中でも、特に印象に残ったのが、3番目の項目「真実の愛」についてのシェアでした。
シェアしてくれたのは、Nanaさんという中国の実践者の方でした。
彼女の祖母は、夫が当時、社会活動に奔走して何年もの間、留守で音信不通になってしまっても、夫の帰りをずっと待っていたそうです。
周りの人は「きっと彼は戻ってこないから、諦めて別の人を探したら?」と勧めましたが、夫を信じて忍耐強く待っていたそうです。
そして、数年後に夫は帰ってきて、やがて子供が産まれたそうです。
その子供が、Nanaさんの親でした。
「もし、祖母の忍耐強さが無ければ、私はこの世に存在していませんでした」と語っていました。
そして、「現代の私達は、恋人や配偶者に対して、ちょっと不満がくると簡単に別れて、すぐに別の人を探そうとします。しかし、いくら別の人に変わっても同じような問題が出てきて、きりがありません。この人と一緒にいると決心したら、簡単に別れようとせずに、一緒に問題を乗り越えるよう努力することが、真実の愛ではないでしょうか?」
と問いかけていました。

私は彼女のプレゼンテーションを聞いて、妻のことを思い出しました。
私の妻は中国人で、6年前に結婚しました。
(このブログを書いていて気づいたのですが、5つのマインドフルネストレーニングのプレゼンテーションの日と、私達夫婦の入籍日が同じ日でした…)

結婚後は、価値観の違いや、これまでの生い立ちの違いにより、お互いに誤解して苦しい局面もありました。
そんな時に、すぐに私は諦めモードになってしまうのですが、妻は決して諦めることはありませんでした。
少しずつ、お互いの価値観や生い立ちなどをシェアして、苦しい局面を乗り越えていきました。
2人の小さな娘を持ちながら、私がプラムヴィレッジ・タイランドでリトリートに参加出来るのも、妻の深い理解があったからだと、改めて気付きました。

翌日、朝食後にダイニングホールでNanaさんを見掛けました。
私は彼女の元に行って、自己紹介をして、中国のサンガについて聞きました。
中国では北京に大きなサンガがあるが、他の都市ではサンガ作りはこれからという話しをしてくれました。
そして、中国語版のプラムヴィレッジの本をプレゼントしてくれました。



この日の夜は、Be-inという、プラムヴィレッジのリトリートに集まった世界中の実践者が、一つの会場に集まってシェアリングするプラクティスが開かれました。

ちょうど、私の向かい側には中国・香港・台湾サンガの皆さんが座っていました。

私は思い切って手を挙げて、シェアリングをしました。
Nanaさんのプレゼンテーションを聞いて思い出した妻のこと、年末年始を家族で過ごすか迷いながらも、最終的にプラムヴィレッジに来たこと。
そして、プラムヴィレッジの歌を中国語でも憶えて、家族で歌いたいと話しました。


中国・香港・台湾サンガの皆さんは、私の話しを深く聴き、それぞれの持つ愛の話しをシェアしてくれました。そして、サンガの皆で中国語の歌を歌ってくれました。
🌙月亮代表我的心🌝 / 鄧麗君 (テレサ テン)

その後、タイランドのサンガのおじさんが手を挙げました。
おじさんは私に向かって「日本人と中国人の夫妻、国は違っても、大変なことがあっても、諦めずに最後まで夫婦関係を続けなさい!決して諦めないで!」と力強い励ましを送ってくれました。

国や文化は違っても、「愛」という言葉をきっかけに、世界のサンガの心が繋がった一時でした。

(Seiji@日光サンガ)


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2018年2月5日月曜日

日光サンガ初の「気づきの日」報告

親愛なるサンガの皆様、こんばんは!

2月4日、日光サンガ初の「気づきの日」を開催しました。
奇跡のような出会いに恵まれ、素晴らしい一日を過ごすことが出来ました。


午前中は、Zoomでアンフーンさんの法話と質疑応答を聞き、トゥさんのリードでディープリラクゼーションをしました。
アンフーンさんの法話を通してサンガの優しさ・暖かさに触れ、ディープリラクゼーションでは、静かな和室での深いくつろぎの時間となりました。
(最初、窓からの日差しが眩しくて、プロジェクターの映像が見え辛かったのですが、この和室には何とカーテンがありません。仕方なく、近くにあった金の屏風を窓に立て掛けました。図らずも、豪華な雰囲気になりました😅)

その後は、食事の瞑想をしました。
食前の五つの祈りの言葉を唱えて、鐘を招き、最初の15分は沈黙の中で頂きました。
かぼちゃとさつまいもの煮物を一切れずつ口に入れては箸を置き、じっくりと味わいました。
半分も食べないうちに15分はあっという間に終わりました。
それからは、沈黙を解き、お話しを楽しみながら食事を続けました。

サンガに参加された方から、ゆっくりと食事をすることで発見した、深い気づきをシェアして下さいました。
そのシェアをきっかけに、これまでの人生の中で、いかに私達が「速く!速く!」と急かされながら生きてきたか、
周りの人達と同じペースを保つことに汲々としてきたか、
そして、その習慣を次世代の子供達にも伝えようとしているかという話題となりました。

私自身にも0歳と2歳の娘がいますが、乳幼児検診のたびに、娘の身長と体重を測定し、
母子手帳にある成長曲線と見比べながら、「娘の身体は平均よりも上か下か」ということを比較しようとする思考が現れます。
成長曲線は単なる平均値に過ぎないのに、
「平均値よりも下になるのが怖くて、ご飯をたくさん食べさせようとしてしまう」と
妻に相談されたこともありました。

午前中のアンフーンさんのお話しの中で、「あなたは、あなた以外のものにならなくて良い」とおっしゃいましたが、現代の私達がいかに「私である」ことが難しく、「私以外の何か」になろうとしているかを痛感しました。

その後は、歩く瞑想を行いました。
和室の中で、10分ほど呼吸に合わせながらゆっくりと歩き、外に出ました。
外の新鮮な空気が気持ち良く、深呼吸をしました。


それから、喜連川公民館裏の「お丸山公園」を歩こうとしましたが、
先日の雪がまだ深く積もっていました。


足下が滑っては、安心して歩く瞑想が出来ないので、雪の少なそうな道を歩きました。

 

しばらく歩くと、雪が消えて、森の中にある喜連川神社の静かな境内に出ました。
上を見上げると、木々のざわめきと、木漏れ日が美しい場所でした。


みんなで神社に参拝して、日当たりの良い境内でマインドフルネス体操をしました。
思いっきり体を伸ばして、新鮮な空気と神聖なエネルギーをたっぷりと体に取り込みました。


その後は、和室に戻って、座る瞑想をしました。
リード役の私は、鐘の音を招きながら、誘導の言葉をゆっくりと丁寧に唱えました。
終わってから、皆に「とても心地良い瞑想だった」と感想をもらって嬉しかったです😊


座る瞑想の後は、お茶の瞑想をしました。前日に麻布に行った時に「野菜菓子」という素敵なお菓子屋さんを見つけて、「野菜もなか」を買ってきました。
それぞれ好きなデザインのもなかを一つずつ取り、鐘の音を聴いて、お茶の瞑想を始めました。お茶をゆっくりと口に運び、一口飲んで、もなかを一口食べました。
もなかの香ばしさと、白あんの甘さ、シャキッとしたレンコンの味が口いっぱいに広がりました。一口一口時間を掛けてゆっくりと味わい、楽しい時間を過ごしました。

それから、最後はみんなでダルマ・シェアリングをしました。
今回が初めてのサンガ開催なのに、とても初めてとは思えないような、深く、心の開かれたシェアリングの時間でした。

実際には、シェアリングの時間の前にも、すでに心が開かれた話しをたくさんして頂きました。
まるで運命に導かれたように集まったサンガの仲間達だと感じました。
「来月もまた会いましょうね」と、お互いに言い合って別れました。


瞑想会が終わり、この日は松島温泉・乙女の湯に行きました。
ほど良い温度の露天風呂に浸かり、気づきの日の夜をのんびりと過ごしました。

次回の日光サンガの気づきの日は、3月4日(日曜日)です。
興味があれば、ぜひお越し下さい♪ 初心者大歓迎です♪

なお、2月3日から3月4日まで、さくら市氏家では、氏家雛めぐりが開催されています。ぜひ遊びに来て下さいね♪


(Seiji@日光サンガ)


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