今回はプラムヴィレッジの食事の紹介をします。
プラムヴィレッジの食事は、僧侶の方々が心を込めて作ったヴィーガン(肉、魚、乳製品、卵を使わない)の食事です。
プラムヴィレッジの敷地内の畑で採れた新鮮な野菜や果物も使っています。
特に豆腐は味が濃厚でとっても美味しく、栄養もたっぷり詰まっているように感じます。
味付けは基本的にベトナム料理の優しい味付けで、日本人の口に合うと思います。
(辛い味付けが好きな人用に唐辛子のトッピングもあります)
食事は毎回、バイキング形式で、自分の食べたい分だけお皿に盛ります。
(朝はいつも欲張って取り過ぎてしまいますね…)
食べ物を取ったら、食堂に移動して、開始の鐘が鳴るまで静かに待ちます。
鐘が鳴ったら、食前の五つの祈り(五観の偈)を唱えて、一緒に食事を共にするサンガの仲間と、手を合わせながら静かに挨拶を交わして、食事を始めます。
私は良く僧侶達の近くに座って食事をしていました。
せっかくプラムヴィレッジに来たので、僧侶の振る舞いを近くで見て吸収したいと思っていたので…。
向かいの席に座った若いシスターと一緒に祈りを捧げ、手を合わせて微笑みを交わすと、とても清々しい気持ちになります。
一切れの人参を口に入れて、じっくりと噛み締めると、人参を通して大地の味や香りが感じられるようです。
手作りの豆腐からは、僧侶達の愛情がたくさん感じられました。
一回の食事を通して、物質的な栄養だけでなく、心の栄養もたくさん頂き、身体も心も満たされました。
食事が終わったら、一緒に食事を楽しんだサンガの仲間達と挨拶を交わして、席を立ちます。
お皿と食器を自分で洗います。
なるべく水を無駄にしないように、水を満たした5つのたらいに順番に入れながら洗います。
今回のリトリート中の食事で一番の楽しみは、12月29日のレイジーデーの夕食ですね。
各国料理が並ぶスペシャルバイキングです!
何とバーベキューもありました。(もちろん、ベジタリアンバーベキューですが)
日本サンガの料理人・マサさんが作ったお寿司🍣は一番人気で、あっという間に無くなりました。
(私は写真しか撮れませんでした…😰)
この時ばかりは、マインドフルネスを保つのがちょっと難しかったです…。
リトリート中、ヴィーガン食を続けることで、他の生き物たちの苦しみを減らし、私自身の心も静まり易くなったように感じます。
日本に帰ってからは、ヴィーガンを完全に毎日続けることは難しいですが、肉・魚を食べる量を減らし、豆乳や納豆、豆腐などを代わりに摂るようにして、プラムヴィレッジでの体験が少しでも活かせるようにしています。
(Seiji@日光サンガ)
【12月29日 レイジーデー夕食のスペシャルバイキングの様子】