2020年2月16日日曜日

2月23日 マインドフルネス・プラクティスを開催


2020年2月23日に1日瞑想会(マインドフルネス・プラクティス)を開催します。
この日は、アンフーンさんの法話はありません。
一つ一つのプラクティスをじっくりと取り組み、各自のマインドフルネスを深めていく一日にしたいと思います。

【プログラム】※おおよその目安です
10時~12時:チャンティングの後、座る瞑想(1回目)、
       歩く瞑想(1回目)、マインドフルネス体操、
      (龍光寺で十一面観音菩薩像の拝観)
12時~13時:食べる瞑想
       トータル・ボディ・リラクゼーション、
13時~14時:歩く瞑想(2回目)、
      (笹屋別邸でひな飾りの鑑賞) 
14時~15時:歌う瞑想、座る瞑想(2回目)
15時~16時:5つのマインドフルネス・トレーニングの読み合わせ
       大地に触れる瞑想、
       ダルマ・シェアリング(わかちあいの瞑想)
(プログラムの合間に適宜休憩があります)

瞑想初心者でも歓迎します。ご参加をお待ちしております♪

【日時】 2020年2月23日(日曜日)
     10時~16時頃
    (会場は9時半前には開いています)
    (午前のみ/午後のみ/途中退席も可です)
【場所】 栃木県さくら市喜連川公民館・2階・和室

     
     ※駐車場有り
     ※公共の交通機関の場合、氏家駅から先のバス便が大変少ないです。
      事前にご連絡頂ければ、JR氏家駅から無料送迎します。
      (JR氏家駅に9時までに到着して下さい)

【参加費】 1000円

【持ち物】・昼食(なるべく菜食で)
     ・飲み物(水筒、ペットボトル等)

【申込み】参加申込みは📮こちらから📮
     前日まで参加を受付けています。



会場の和室です。2間あって、とっても広いです


歩く瞑想では喜連川神社に行き、マインドフルネス体操をします

マインドフルネス体操の後は、龍光寺で十一面観音菩薩像の拝観も行う予定です。

午後は会場近くの笹屋別邸でひな飾りの鑑賞も行う予定です


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2020年2月13日木曜日

日光サンガ 12月の「気づきの日」瞑想会の報告(2)

<法話の続きです>

なぜならば、そこには光がないから、マインドフルネスが欠けているからです。

私たちは、どうしたら幸せになれるのか?どうしたら優しくなれるのか?どうしたら世界に癒やしをもたらすことができるのか?
そのためには光が必要です。私たちは光を灯し、光を育てる必要があります。
マインドフルネスの光をです。

私達は自分自身の中でマインドフルネスの光を付けることができれば、他者に対しても、その光を付けることができます。
では、マインドフルネスの光を付けるためには、何年もプラクティスをしなければいけないのでしょうか?
プラクティスに必要な時間は1時間でしょうか?30分でしょうか?
たとえ5分でも、プラクティスを行うことで、自分自身の中でマインドフルネスの光を付けることができるのです。
そして、周りの人にも光を灯すことができるのです。
それは良い知らせです。

私達は自分が「そうしたい」と思いさえすれば、光を付けることができるのですから。

しかし、それは簡単なことではありません。
なぜならば、私達には根強い癖があるからです。
怖れ、心配、考え込みすぎることなどの癖があるからです。
そして、私達はこうして仲間達と共に座ることが難しいと感じるかも知れません。
こうして集まって、静かにじっと座ることが難しいと感じるかも知れません。
ですが、だんだんと慣れてきて、一緒に座ること、歩くこと、食べること、を楽しめるようになります。

それでは、これからトータルボディリラクゼーションに入る前に、サンガの中で一緒にプラクティスをしている仲間同士で、目と目を合わせて挨拶を交わしてください。
初めて参加した人でもそれはできますよ。

私は皆さんと一緒にいることができて本当に嬉しいです。

この世界では多くの人々が自分の部屋に閉じこもり、一人で座っています。
彼等は外の世界を安全だと感じることができません。
だからこそ、こうしてお互いの存在を感じ、お互いの存在に感謝することができるのは、本当に幸せなことです。大きな喜びなのですよ。

私達は小さな子供たちが一人きりで部屋にいるという状態を望んではいません。
お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんがそばにいて、見守ってくれることを望んでいます。
子供たちに「この世界は安全なところなんだよ」と伝えることは本当に素晴らしいことです。

小さな子供たち、若い人達は大人のことをよく見ています。

この世界には孤独を抱えた人が多いので、若い人達は、自分の心の中に「帰る場所」を見つけることができません。

私達はサンガの中で、「共にいる」ことをプラクティスしているのです。

私達が若い人達の抱えた苦しみに目を向けるとき、私達はもう小さなことでクヨクヨすることは無くなります。

気づきを保つこと、呼吸に気づきを向けること、を続けることで、私達は周りの人たちの分までマインドフルネスを育てることができます。

数日前、一人の女性が私達のサンガにやってきました。
プラクティスが終わったあと、彼女は私のもとにやってきて、ハグをして、泣き始めました。
彼女が言うには、
「私はもう20年以上も一人で瞑想を行ってきました。そして、今夜ここに来て、私のハートは初めて開かれました。
私は本当に信じられません!
ここに本当の兄弟愛、姉妹愛、家族愛、そして、暖かい触れ合いがあることが!
こんなに安全で安心できる場所があることが!」
そうして、さらに彼女は泣き続けました。

彼女は続けました。
「私はこれまで、泣いたことなんて無かったんです。
こんなに泣き続けたことなんて、無かったんです。」

この日は、5つのマインドフルネストレーニングのプレゼンテーションが行われて、2人の方が自分のプラクティスの話しをしてくれただけでした。
彼女に対して教えを説いたりすることはありませんでした。
それにも関わらず、彼女は言いました。
「ついに私は、本当の自分の家に帰ってきました!」

ですから皆さん、たくさんの話しをすることや、多くの行動をすることはあまり関係がないのです。
大切なのはサンガの持っているエネルギーです。
サンガの持っている純粋で暖かく平和に満ちたエネルギーが奇跡を起こすのです。

私達はお互いに助け合いサンガを作ることができます。
そうして本当に意義深いことをサンガを通して行うことができるのです。

それでは、横になってトータルボディリラクゼーションを始めたいと思います。
これは自分自身を感じるプラクティスです。
これは完全に休むという私達があまり行うことのないプラクティスです。

私達は眠っているときでさえ、心や身体は活動を止めないで、緊張が残ったままです。
すると、朝起きても、満足できる休息を得ることができません。

トータルボディリラクゼーションを通して私達はとても深く休むことができます。
そうすることでハートが開き直り命が開きます。
それでは皆さん、横になってください。


<アンフーンさんの法話終わり>



その後、トゥさんの誘導によるトータルボディリラクゼーションが行われました。

続いての質疑応答では、韓国サンガからと熊本サンガからの質問にアンフーンさんが丁寧に答えてくださいました。

その後は、いつものように、食べる瞑想、歩く瞑想、歌う瞑想、座る瞑想、ダルマシェアリングを実践しました。

参加して下さいました皆さま、ありがとうございました。

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2020年2月9日日曜日

日光サンガ 12月の「気づきの日」瞑想会の報告(1)

2019年12月8日、日光サンガ「気づきの日」の瞑想会が開かれました。


まず始めに、日本、韓国、アメリカ・ワシントンとがZoomで繋がり、アンフーンさんの法話がありました。


<アンフーンさんの法話>

親愛なる皆さん、おはようございます。
今日のワシントンは氷点下の寒い一日ですが、ゆっくりと呼吸をして皆さんのお顔を見つめていると、心が暖かくなってくるようです。

皆がこうして、平和と幸せと自由の中に集まっていることにとても感謝しています。
この恵まれた環境に対して、タイ(ティク・ナット・ハン師)や多くの先生方に感謝しています。
私に命を与えてくれた両親、そして、友人、木々や森、川、空、大地、動物達にも感謝しています。
私の心にある幸せや苦しみに対しても、感謝しています。

今ここ、この瞬間は本当に幸せです。
皆さんも、そう感じますか?

こうして皆で座り、身体をリラックスさせて、鐘の音と呼吸に注意を向けるとき、私達の中で純粋な喜びが湧き上がってきます。

この集まりには、お年を召した方から生まれたばかりの赤ちゃんまで色々な年代の人たちがいますね。

私たちは「今ここに存在して、生きていること」を実践しています。
この実践はとても力強く、美しく、心満たされるものです。

赤ちゃんはお母さんのお腹にいる時からプラクティスできます。
またお年を召した方もプラクティスできます。
私達のプラクティスは、どんな立場の人でも実践できます。

私達のプラクティスは、心を身体に戻すこと、今ここを十分に味わうことです。
考えたり、悩んだり、怖れることを止めることで、心は平和や喜びに満たされます。

そして私たちは、プラクティスを通して感じる平和や喜びは、私たち自身だけのものではなくて、私たちの愛する人達のものでもあると感じることができます。

私たちが呼吸を感じるとき、私たちはお母さんに幸せを伝えることができます。
「お母さん、私は幸せだよ」
そして、お母さんも幸せになります。

もし、私たちの息子が苦しみの中にいて笑うことができないときに、私たちはマインドフルな呼吸をして、微笑みを息子に手渡すことができます。

ですから、このプラクティスは私だけのため、あなただけのためではなく、私たちが気にかけているみんなのため、そして、花や動物や水や大地、地球環境のためのプラクティスです。

それでは、心地良く感じられるように姿勢を正して下さい。

鐘の音について少しお話します。
最初に鐘を半分招くのは「WAKE UP」と言って、心があちらこちらに彷徨うのを止めて今この瞬間に戻すことを促してくれます。
それから、鐘を3回招く音を聴きながら、自然で落ち着いた静かな呼吸を味わってください。
吸う息と吐く息それぞれに気づきのエネルギーを向けてください。

(座る瞑想の実践)

このように、私たちはプラクティスによって5分でも10分でも、平和や喜びを感じながら座ることができます。

あなたは平和を作り出そう、幸せを作り出そうと考える必要はありません。
そこにただ座って、息を吸って、息を吐き、呼吸に気づいていれば、自然と幸せと平和はそこにあるということに気づいていきます。

私たちは一生懸命に相手に話したり、相手の話しを聞いたりしていますが、それでもなお、私たちは相手との繋がりを感じたり、相手に親しみを感じることは難しく思っています。

その代わり、話したり、聞いたりすることなく、静かに座って、一緒に呼吸をするだけで、身体はリラックスして、心は落ち着いていきます。
お互いに深く繋がっていることを感じます。
相手の話しを深く聴くことが容易になり、また相手に愛を込めて話すことができるようになります。
それが瞑想の醍醐味です。

そして、私たちが自分の内側と深く繋がること、つまり、私たちの心の中で何が起こっているのか、私たちの身体の中で何が起こっているのかを知ることで、私たちは周りとも深く繋がることができます。
私たちが吸う息と吐く息に十分に繋がることで、身体と心を一つに繋げることができます。

ここで、真っ暗な部屋を想像してみてください。
真っ暗な部屋に入ると何も見えません。
そこでライトを付けると、部屋の中の様子が見えるようになります。
マインドフルな呼吸はこのライトのようなものです。
彷徨う心が今ここに戻ってきて、自分の感情や感覚、意識を認識し、身体と心が一つに繋がります。
そして、自分が大切にしている人と繋がっていきます。

暗闇の中で歩くのは危険です。
ライトを付けて歩くのは安全です。
マインドフルネスとはそのライト、光です。
私たち一人ひとりにはその光を灯す力を持っています。
光を灯す力を強めるのはマインドフルネスのプラクティスを通してです。マインドフルな呼吸を通してです。

私たちは絶えずに何かを行ったり、何かを話したりしていますが、そのことがさらなる苦しみをもたらしてしまう、ということに気がつきませんか?
それはなぜなのでしょうか?

<次回に続きます>

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