2019年4月8日月曜日

日光サンガ 4月の「気づきの日」瞑想会の報告

4月7日、日光サンガの「気づきの日」一日瞑想会が開催されました。
春真っ盛りのこの日、会場の喜連川公民館周辺は満開の桜に囲まれ、新しいメンバーも加わって、豊かな一日を過ごすことが出来ました。

午前中はアンフーンさんの法話とディープリラクゼーションがありました。
今回は法話の前に、座る瞑想とディープリラクゼーションを実践しました。
吸う息、吐く息に気づきを向け、身体の緊張を緩め、徐々に自分の内面へと気づきを深めていきます。
そして、自分の内面にある小さくて純粋な子供に寄り添い、抱き締めて、愛と微笑みを送る瞑想を行いました。

瞑想の後、法話がありました。
私達の誰しもが、内面には純粋な子供の心と目があること。
しかし、日常生活の中で雑事に追われるうちに、怒り、怖れ、疑いなどの埃に心が覆われてしまい、目が曇り、真実が何か見えなくなってしまうこと。
マインドフルネスの実践とは、それらの埃を洗い流し、真実を見る純粋な心と目を再び蘇らせることを伝えてくれました。

その話しを聴きながら、私自身を振り返ると、私も会社や職場でマインドフルネスの素晴らしさを伝えようとしながらも、会社や職場の人々に対して、疑いや怖れを抱き、そのことが私自身を苦しませていることに気づきました。
他者を変えようとする前に、まずは自分自身を振り返ることの大切さに改めて気づかされました。

法話の後、静岡に住むサンガのメンバーの方が、出産や子育てで一番苦しいときに、全国のサンガメンバーから多くの励ましや愛のメッセージを受取り、大きな苦しみを乗り越えることが出来たことをシェアしてくれました。

その後は、食べる瞑想を行い、歩く瞑想を行いました。
歩く瞑想では、会場裏手の、喜連川お丸山公園を歩き、満開の桜と水仙、道祖神やお地蔵様を皆んなで見て、楽しい時間を過ごしました。

その後、喜連川神社に降りて、神社の境内でマインドフルネス体操をしました。
私は先週から風邪を引いてしまいましたが、身体を大きく伸ばしながら、新鮮な空気をたっぷりと吸い込むことで身体の中に新鮮なエネルギーが入って来て、心地よい感覚を味わうことが出来ました。

その後、会場の和室に戻り、歌う瞑想、座る瞑想、慈悲の瞑想をしました。
座る瞑想では、午前中のアンフーンさんの瞑想と同じように、呼吸への気づきから徐々に内面へと気づきを深めて、私達の内面にある小さなブッダに気づきを向けて、その小さなブッダの優しい微笑みに気づきを向けました。
その優しさを保ったまま、私達の周りにいる生きとし生けるものへ慈悲の心を送りました。

慈悲の瞑想の後は、5つのマインドフルネス・トレーニングの読み合わせと、ダルマシェアリングを行いました。
春うららかな素敵な一日を過ごすことが出来ました。
参加して下さった皆さま、ありがとうございました。

来月はプラムヴィレッジ僧侶団来日ツアーのため、日光サンガの瞑想会はお休みです。
次回の開催は6月2日(日曜日)になります。
皆さまの参加をお待ちしています。