2019年2月21日木曜日

日光サンガ 2月の「気づきの日」瞑想会の報告

2月3日に気づきの日瞑想会が開催されました。
午前中はアンフーンさんの法話・質疑応答とトゥさんのトータルリラクゼーションがありました。

アンフーンさんの法話を聞きながら、私は自分の祖母を思い出していました。
私の祖母は敬虔な仏教徒で、毎日朝晩に仏壇に向かって御経を上げ、ご先祖様に感謝の気持ちを捧げていました。
すでに10年前に亡くなりましたが、私がこうしてマインドフルネスのプラクティスに出会い、続けることが出来るのも、祖母から受け継いだ信仰心があるからです。
私がサンガの中で瞑想し、チャンティングをする時、私の祖母も一緒に瞑想し、チャンティングをしているのだと感じています。
アンフーンさんの法話では、亡くなった祖父母や両親に宛てた手紙を書くプラクティスや、プラムヴィレッジの伝統的な「鐘の音を聴いて止まるプラクティス」、どのような苦しみも必ず過ぎ去っていくことを心に留めることについてのお話がありました。

さらに、今回はプラムヴィレッジ・タイランドからブラザーサンライトと、韓国のモナスティックの方が繋がりました。
韓国でもプラムヴィレッジの僧侶団を招いて、リトリートを行うために活動していることを伝えてくれました。
これから先、日本と韓国のサンガがより親密になることが楽しみです。


法話の後は、食べる瞑想、歩く瞑想を行いました。

今回も年末年始のプラムヴィレッジ・タイランドでのリトリートで学んだことを元に、
歩く瞑想の前にお腹に手を当てて、呼吸を感じてから、歩く瞑想を始めました。
節分のお豆が残る喜連川神社まで歩き、神社に参拝してから、境内でマインドフルネス体操をしました。
体操の各動作の合間にもお腹に手を当てて、呼吸を感じる時間を設けました。

体操の後は、神社の入口にある樹齢300年のケヤキの巨木で、「木を抱く瞑想」を行いました。
木の前に立って合掌し、この場所で多くの困難を乗り越えてきたこの木の生命力、忍耐強さに敬意を表し、
鐘を招いて、木を抱きながら、呼吸を10回味わいました。
呼吸と共に巨木のどっしりとした大きなエネルギーを感じて、心安らぐ、幸せな時間でした。

再び和室に戻ってからは、座る瞑想、5つのマインドフルネストレーニングの読み合わせ、ダルマシェアリングを行いました。
今回の座る瞑想では、午前中のアンフーンさんの法話を受けて、自分自身の中にいる両親、祖父母、ご先祖様、兄弟姉妹を思い浮かべながら、微笑みのエネルギーを送るようにガイドしました。

瞑想会の後は、近くの温泉の露天風呂でゆっくりと身体を温めながら、お話しをしました。

次回の気づきの日 瞑想会は3月3日ひな祭りの日です。
歩く瞑想では、近くの笹屋別邸の美しいひな飾りを見に行きます。ぜひご参加ください。


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